
管理人が最も応援している西岡の世界戦が4年越しで決まった。
日本王座に君臨していたころは確かに今より輝きがあった。
軽快なフットワークにのって日本刀のような切れ味の左で
全てをフィニッシュするゾクゾクするような試合を見せた。
ディフェンスもアンタッチャブル川島を彷彿とさせる華麗なものだった。
これこそが世界に通じるパンチ
彼が世界王者にならずして誰がなる
というオーラをまとっていた。
実現した世界戦は4度全てがウィラポンで
2度の引き分けがあったものの伝家の左で時の絶対王者をマットに這わせることは
ついに出来なかった。最後の4戦目は作戦ミスかコンディションか完敗であった。
西岡が適応するよりもウィラポンが西岡に負けないボクシングを確立してしまった印象だ。
選手生命を左右するともいえるアキレス腱の断裂もあり
その後の西岡は勝ちはするもののかつての精彩を欠いた。
彼のスタイルに似合わないドツキ合いで血まみれの接戦を演じたり
格下相手にまさかのダウンを屈したりして一部ファンからは
終わった選手という烙印を押されてしまった。
しかし自分は決して終わったようには思えなかった。
これらの苦戦は苦戦すべくして味わったものだ。
相手も相応の実力者ばかりで彼が絶頂期の頃であっても苦戦したであろう。
まだまだボクシングが完成していない、経験、試練なのだという見方をしていた。
若いころも2戦ほど取りこぼしをしているし、まだまだ進化の余地はたくさんあるボクサーだ。
西岡の不運は辰吉後という背景もあったような気がする。
辰吉が完膚なきまでやられた男、ウィラポンへの雪辱
そしてその後全ての栄誉をさらっていった同じスピード型サウスポー長谷川の台頭・・・
ウィラポンばかりにこだわり、勝つためにはスタイルを捨ててインファイトも辞さない。
この方針と育成方法も考えさせられる。今となっては実になったかもしれないが
間を空けず連続して挑戦した当時としては場当たり的な発想であったとおもう。
最近の数試合や海外での試合ではかつてと変わらない、それ以上のパフォーマンスを見せていたが
それは相手が弱いとかの理由で正当には評価されていなかったようにおもう。
ウィラポン自体のコンディションもあるだろうが
長谷川は右も左も全てが速い。全体のバランスがいい。
それに比べると西岡はいまだ左に依存したスタイルだ。
ウィラポンを沈めた最後のパンチが長谷川の右だったのは印象的だ。
西岡の左は徹底的に対策、研究されていたとおもう。
今度の相手がウィラポンの弟分で名前も(ナパー)ポンというのが嫌な感じだが
今度こそやってくれるとおもう。しかも強烈な左が炸裂してのKOで。
ナパーポンという選手を見たことがなく戦力分析しかねるが
かつて負けた日本人選手が
軸がぶれないでどっしりしていてこれが一流のボクサーかと感じた。
というような記事を読んだ。負けて大いに勉強になったそうでこの選手はその後連勝している。
ラリオスには善戦むなしく総合力で劣り10RKOで負け
そこから18連勝で最近の注目は無敗のセーンヒランにサバイバル勝ちしていることだが
情報によるとイーブンペースでセーンヒランのスタミナロスによる自滅っぽい内容だったようだ。
セーンヒランはムエタイでは英雄で知らぬ者がない選手でボクシングでも大変なホープだったようだ。
しかし先日の武本戦でその実力のほどはうかがい知れた。世界レベルではそれほどの強豪ではないようだ。
なんて情報を拾ってみてもどうにもならないし決戦の日、蓋が開くのを待つのみだが
コアなボクシングファン、関係者にとってこの試合は格別の想いがあるだろう。
ただただ全身全霊で応援します。